松代寺子屋21のお知らせ


第1回 平成24年10月10日(水) 18:00〜
 演題 「すばらしきかな松代」
 講師 おやきや総本家  社長  市川 武邦氏

第2回 平成24年12月5日(水) 18:00〜
 仮題 「日本のルーツを考える−いかだの旅−」
 講師 元毎日新聞長野支局長 倉嶋 康氏

会場 おやきや総本家 松代店 TEL278-3641
会費 500円

 主催 「松代寺子屋21」実行委員会 代表 倉島 康
 発起人 倉嶋康、市川武邦、原富照、宮坂文雄、伊賀美和子、五味沢和子、倉嶋望、手塚忠憲


趣意書
 江戸時代、松代町は真田氏が支配していた地域であり、
今もなお、「ひと もの こと」が揃っている所は日本中探してもそうあるものとは思われない。
松代町は伝統と文化の息づく町である。
 先史時代の大室古墳群、鎌倉時代の関屋氏、大室氏、その後の関屋氏の氏族でもある寺尾氏、
戦国時代には村上氏の氏族である、清野氏、西條氏、東条氏が武田勢に滅ぼされるまで
支配していた土地である。
 江戸時代には真田氏が入封し、幕末まで統治している。
真田氏は言うまでもなく、戦国時代から存在し、多くの武勇を馳せた真田昌幸、幸村がおり、
その幸村の兄である信之が初代藩主として統治した地である。
 江戸期の「ひと もの こと」の一例をあげると、藩政立て直しの功労者である恩田杢民親、
また、殖産興業では、一農民である吾妻銀右衛門が新田開発をした存在も大きい。
幕末期に入ると、尊皇派の重鎮である長谷川昭道先生、尊王攘夷派の佐久間象山先生など、
幕末を真剣に考えた人々が存在し、歴史に名を残している。
 文化面では、石州流、遠州流茶の湯名人が存在したこともあった。
草相撲、箏、三味線、尺八などが興隆をみせていたことがある。
また、真田幸貫の時代に雅楽を興し、詩のある雅楽が舞われていた。
珍しいものとして、蹴鞠の一部で行われていたけれども、
存在したということはあまり知られていないが、京を思いやる信之の影響なのだろうか。
 さらには、古き時代から存在した神社仏閣が多数存在しているのも松代の特長の一つと考えることができる。
 明治以降では、一世を風靡した演劇の松井須磨子、日本歌謡史に大きな功績を残した童謡の草川信、
作曲家の海沼実、作詞家の山上武夫などがいる。
児童文学では日本児童文学者協会の会長を務めた塚原健二郎がいる。
 ここまで、松代の「ひと もの こと」に関わって乱暴に示したが、
これらを見ていくだけでも歴史上大きな役割、先達としての役割を果たした人々や
歴史のある神社仏閣など松代独特の気風というものが存在しているように思われる。
 松代には、明治以降に於いて100年以上の時が過ぎても、
過去の財産の多くが、そのまま息づいているものが多くあると言うことも事実である。
 そこで、これらをこのまま広く世間に知られないままに埋もらせてしまうことでよいのか、
また、新たな松代を見い出していくためにはどうしたらよいのかと言うことを、
今の松代、過去の松代、未来の松代を語り合う中で、松代の良さを認識し合いたいと考えた。
また、直接的には松代には関わらない話をも語り合う中で、その中から松代を再確認すると共に、
松代の存在を内外に知らしめていこうという試みをしようと「松代寺子屋21」を立ち上げた。


ご予約、お問い合わせは、おやきや総本家松代店TEL278-3641までお願いします。